【小説/感想】小説版「ラプラスの魔」、「パラケルススの魔剣」を読みましたよ。


今日は、
小説版ラプラスの魔」、「パラケルススの魔剣」を読んだ感想です。

ラプラスの魔とパラケルススの魔剣上下

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簡単な内容説明

ホラーRPG「ゴーストハンター」シリーズの「ラプラスの魔」、「パラケルススの魔剣」の小説版。

ニューカムの街で起こった子供の惨殺事件は、行方不明のままの子供の発見も出来ず、いつしか人々から忘れ去られようとしていた。
そんなニューカムの街に、探偵のアレックス、新聞記者のモーガン、科学者のビンセントなど、数人の男女が訪れる。
それは、運命の訪問となり、彼らはとてつも無い事件に巻き込まれて行く事となる。

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と言う事で、今回は以前遊んだPC-9801「ラプラスの魔)」と「パラケルススの魔剣)」の小説版です。
せっかく
コンピューターゲーム版を遊んだ事だし、久しぶりに小説版の方も読んでみようと、「ロードス島戦記)」を読み終わった後、「魔法戦士リウイ」を読み始める前に読んでみました。
ラプラスが1冊、パラケルススが上下巻の2冊だけだし。

では、まず
ラプラスから。
こちらは、元が
3Dダンジョン探索系RPGだったので、ストーリィなんてあって無い様なものでしたから、ほとんど新作並み(^^;
キャラクターたちも、
草壁健一郎を除けば小説で誕生した後ゲームに逆輸入された形だし、健一郎もゲーム上必須のキャラでは無いし。
一応、筋は
ゲームも小説も同じですが、展開が別物でより詳細だから、物語としては小説版で初めて楽しんだ感じです(^Д^;
アレックス、モーガン、ビンセント、健一郎のキャラクター性が素晴らしく、彼らが生まれた事で「ゴーストハンター」世界は確立出来たんだと思います。

そして、
パラケルスス
こちらは、
ゲームからしてテーブルトークRPGの再現と言った体でしたから、スト-リィがしっかりしていました。
いくつかのエピソ-ドカット、キャラクター未登場はあるものの、ほぼ同一のストーリィですね。
ゲームの追体験みたいな感じで、読み物として新鮮味はありませんでした(^^;
事件の詳細やキャラクター性などは、ゲームでも充分堪能出来たので。

この2作、共通する1番の特徴は、文章そのものでしょう。
著者は、
ゲーム版で世界観やストーリィの構築を、原作者である安田均と共に行った山本弘
彼の文章は、実に個性的です。
今風に言うと、オタク臭い文章(^^;

まぁ、当時はまだオタクなんて言葉は無かった、もしくはまだ浸透していなかったから、マニアとかフリークと言っていた訳ですが、とにかく蘊蓄が多いんです。
世界観や雰囲気の演出として、様々な
情景描写は必要ですが、彼の場合確かな知識に裏打ちされたマニアックな情報を、ふんだんに盛り込んで来ます。
例えば、
パラケルススの舞台は第二次大戦前の西欧諸国ですが、当時の流行や車、銃、兵器、秘密結社など、固有名詞がたくさん出て来ます。
けれど、それについて判りやすく解説したりはしません。
解る人間だけ解れば良い、そう言うスタンスです。

もちろん、話の本筋では無いので、解らなくても物語を楽しむ上で何の支障もありません。
解る人はにやりと出来るので、+αのお楽しみと言えます。
ですから、決して悪い訳ではありませんが、読者を突き放した様なスタンスではあります。

頭の良い人間にも大別して2種類いると思うのですが、難しい事を誰でも解る様に簡単に伝えられる人と、難しい事を色々知っているが別に人に伝えようと考えない人。
自分は、本当に賢い人とは前者だと思いますが、
山本弘は後者ですね(^^;
あくまでも、
情景描写として物語に幅をえる為にしている事ですが、知識のひけらかしとも言えます。
それが、今風に言うとオタク臭いかなぁ、と(^Д^;
ほら、オタクって相手の事を見ずに、興味があるかどうかも定かじゃ無いのに、延々自分が興味のある話題を熱弁しがちでしょう?
そんなところが似ているかなぁ、って。

ただ、最近の
アニメしか観ていないで熱弁を振るう様な軽薄なオタクとは、知識レベルもその広さ深さも段違いだから、実際にはオタクとは違いますけどね(^Д^;
内容が
ホラーなので、その文章が似合ってもいるし。
だから、「
ゴーストハンター」以外の山本弘を、読みたいとは思わないがw
同じ
ループSNEだけど、もし山本弘が書いた「ロードス島戦記」があったとしても、読まないでしょうね(^ω^;

と言う訳で、
ゲームの方はラプラスは面白いが完成度が低く、パラケルススはつまらないが完成度が高かったんですが、小説の方はどちらも完成度は高くやはりラプラスが面白かったです。
パラケルススは、細部や展開は違えど大きな違いは無く、しかしカットされた部分があってゲームの後だと残念に思えてしまって。
多分、
ゲームを遊んでいなければ、そこは気にならないのだろうけど(^^;

しかし、良い意味でも悪い意味でも、
ラプラスこそ「ゴーストハンター」の象徴なんだなぁ。
ゲームの方はマニアックだから、興味を持たれた方には小説のラプラスを読んで頂きたいですね。
いやまぁ、
小説読んだ後あのゲームを遊ぶ方が、キツいと思うけど(^Д^;


個人的評価(シリーズ評価)
★★★★☆(4/5)





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この記事へのコメント

唯原陽幸
2020年05月19日 22:14
どもヽ(´▽`)ノ
昔PCエンジンの銀嬢伝のユナにハマっていた時に買った小説を読み返そうとしたらいつの間にかどこかに行って行方不明中の私ですorz

わたしは難しい事は直感的に理解し人に伝えるのはド下手という、
なんとも中途半端な人間です(^^;
なんでPCのソフトウェアやら電子機器の扱いは全てそうですw
説明の上手そうなValhalossさんが羨ましいです。(ブログの書き方とか上手すぎです)

ラプラスもパラケルもゲームは遊んでいませんし小説も読んでいませんが、
有名どころは殆ど手を付けないのでうーん、小説くらいは読んでもいかなって思います。
Valhalloss
2020年05月20日 21:07
どもヽ(^∀^)ノ

ロードスを読み返す時、アイテム・コレクションが見付からずに買い直したからなぁ。
ここにあったはず、と言うアテが外れてしまうと、数千冊の中のどこにあるやら皆目見当が付かず(^^;

自分は、多くの事をニュアンスで覚えちゃうので、固有名詞が出て来ない事が多いですね。
感覚的な覚え方なんで、やはり人にどう伝えれば良いのか難しい(^Д^;
文章にする時は、相手は全く知らない場合もあると意識して丁寧に書こうと思うんですが、砕き過ぎるとしつこくなるだろうし、本当文章を書くのって難しいです。
プロの物書きは凄いですよね。